めだかと暮らそう

 めだかには魅力がいっぱい! 比較的飼育しやすいめだかは、古くから日本人に親しまれてきました。人にも慣れやすく、エサをねだって近づいてくるめだか達は、とても可愛らしいものです。
 最近では品種改良も進み、美しい色彩と個性的な姿をしためだかも増えてきました。水の中でゆったりと泳ぐめだか達に、心癒されてみませんか?

めだかを飼う前に

めだかの一年間を知ろう

12月~2月
水温が7度以下となり、めだかが冬眠する時期。
水底でじっと春になるのを待っています。
3月 4月 5月
日中の水温が上がり始めると、活動開始。
エサをよく食べ始めます。
この頃から5月初めにかけて、産卵が始まります。
親を選別して産卵させる場合は、個体を分けます。
5月~7月頃まで、受精卵が付着した苗床を移動させます。
6月 7月 8月
産卵後、約10日~14日で卵のふ化が始まります。
生まれた稚魚たちは群れを作ります。
めだかの産卵を促すため、日照時間は13時間を保ちます。 水温は25度以下にします。
それ以上になりそうな場合は、影などを作るか日陰へ移動させます。
9月 10月 11月
まだまだ暑いので、温度変化に気をつけます。
水量にも気をつけてください。
稚魚のオスメスの区別がついてきます。
日照時間が少なくなり、産卵時期が終わります。
上旬はエサをよく食べます。
水温が10度前後になると活動が鈍くなり、冬眠の準備を始めます。

準備するもの

  • 水槽プラスチックやガラスの水槽を使うのが一般的です。陶器の鉢も使えますが、水面に多くの酸素が触れるよう、口が広いものを使ってください。適正水量は、めだか1個体につき1リットルです。
  • 底床水槽の底に、砂利を薄く敷いてください。赤玉土を入れると、バクテリアがわいて水を浄化してくれます。
  • 水草親めだかが産卵したり、稚魚の隠れ家となります。
    人工物の方が手入れがしやすいです。
  • エサ粒子の細かいものが望ましいですが、基本は市販のものでよいです。
    水苔のついた石を入れると、稚魚が喜びます。
  • めだかの個体を移動させたり、ごみ掃除などにも利用できるので、サイズの違うものを数個用意しておくと便利です。
  • ヒーター当店では使用しておりません。
    低水温に弱い品種をご自宅で飼われる際には、状況に応じて利用されてください。
  • バケツホームセンターなどで売っているもので十分です。
    水槽を掃除する場合に便利です。
  • 水温計水槽の隅に設置できる水温計であれば、常に水温を確認できます。
    めだかの適正水温は、18度~25度以内です。
  • カルキ抜きカルキ抜きは使用しないでください。
    水道水の場合は、1日以上の汲み置きが必要です。
  • 蛍光灯日照時間は13時間以上が望ましいので、屋内などでの飼育の場合は、ライトなどを利用して調整するとよいです。

最適な環境

水温は18度~25度で、日照時間は13時間以上が望ましいです。
水底に多孔質の砂利などを敷き、水草などでめだかの安心できる場所を作ってあげるとよいでしょう。
水道水を利用する場合は、1日ほど汲み置きを行ってください。

めだかと暮らす

エサやり

餌は与えすぎないでください。食べすぎてしまうと、腸閉塞などの原因となります。
時間が経っても水面や水中にエサが残っている場合は、網などですくって取り除いておきましょう。

水かえ

頻繁に水槽を洗ってしまうのは、かえって逆効果となります。
水中の汚れを分解するバクテリアの繁殖にも影響し、環境が悪くなってしまう場合があります。

繁殖

めだかを繁殖させる際は、ホテイ草や卵つけなどに卵を産みつかせます。
産んだ卵は親めだかが食べてしまうので、別の容器に入れて飼いましょう。

病気

病気にかかってしまったら、まずはめだかを別の水槽に移しましょう。
水槽に食塩(1リットルにつき3g~5g)を入れて、2日~3日様子を見てください。